封鬼花伝 雪花に輝く仮初めの姫

シリーズ二冊目となる今回は喧嘩をしながらも二人の距離が近づいたんじゃないかと実感できる内容でした。
千樹を仮妻にして手元に置いておくことにした刀火たちだったが当の本人である千樹は絵師として認められて一花を成したいと思っている。そんな千樹の為に自分専任の絵師を募集して公平に試験させる刀火だったが…。
ライバルの純鉄は成る絵をかく千樹に対して辛くあたるが、少しずつ二人の間に友情が芽生えていくのが良かった。本当は素直な良い子でした。そしてまさかの甘えたの綾峰が恋のライバルとして参戦だと…!刀火にも千樹にも一喝されて一皮むけた彼がどれだけ成長できるかも見物ですね。
最後に千樹を仮妻にしないと宣言した刀火ですが、それは千樹の存在が自分が思った以上に大きくなっていて中途半端に扱いたくないからなのか。二人の恋の行方も気になります。