ステップファザー・ステップ

ステップファザー・ステップ (講談社文庫)

ステップファザー・ステップ (講談社文庫)

ドラマ化もされたこともあり宮部さんの作品の中では有名な作品。子供に弱味を握られて父親代わりをすることになった泥棒と双子の男の子たちのホームコメディ。
面白かった!頭が良くて年のわりにしっかりした子たちなんだけど、双子ならではの独特のしゃべり方やふとした瞬間にみせる子供っぽさが本当に可愛い。最初は嫌々ながらも双子たちに愛着がわいて離れるのが寂しくなるとつい思ってしまう主人公、今はよくてもいつかは本当の父親と母親が帰ってくるだろう。それがいつになるかはわからないが、最終的にその時までは双子たちと一緒にいることに決めたようで良かったです。
泥棒はいけないことだけどこういう小説を読むと簡単には頷けない(笑)柳瀬のおじちゃんいい人だなあ~。心がほっこりするお話でした。