白ゆき姫殺人事件

映画公開前ということで予備知識のために読んでみました。表紙は井上真央さんでした。湊かなえさんは初読みです。「告白」は映画で見たことはありますが。
インタビュー形式で展開されていく物語。割りと読みやすくてあっという間に読んでしまいました。女のドロドロした感情って嫌ですね…、犯人に関しては意外といえば意外ですがミステリ好きの方にとっては妥当だなと思ってしまうかもしれません。確かにあんな性格が悪い人間がいたら精神的にも追い詰められますよね、だからといって城野さんを貶めて嘘の発言をしたわけだから同情の余地なし。
城野さんの周囲の人達がまともな人がほとんどいなくて、唯一の味方は夕子だけ…。この小説の中でのTwitter的なコミュニティサイトでも発言してたぐらいだし。犯人ではなかったとはいえ城野さんが受けた被害は高いのでぜひ順調な社会復帰になるといいなぁ。
巻末に赤星が実際に書いたとされる記事やTwitter的なコミュニティサイト・マンマローの会話ログなどがありました。完全にネタバレです。個人的には物語の章の間とかに挟んでほしかったです。