ローウェル骨董店の事件簿 センチメンタル・ジュエリーの謎

シリーズ第2弾は一巻よりも第一次世界大戦が色濃く関わっていて、シリアスな雰囲気。事件に関してもなんだかやるせない。犯人の主張も理解した上で最後まで戦い抜くようにと諭したデリック。皆好きで人殺しを背負ったわけではないのにその重圧は犯人だけではなく、戦争に行ったデリックのことも苦しめている。だからこそデリックの言葉は重くて、心を動かされたのかな。
そしてやっとケイが喋った!デューイはジョナサンと喧嘩別れしたことを後悔していたけど、しかしそんなことでジョナサンとデューイの絆が壊れるはずもなく。父親が最後に誰かに書いた手紙が自分ではない誰かだったら嫌になっても仕方ないよね…。小さな体で色々な葛藤を抱えていたんだなと思うと切ない。これからはデューイたちと楽しい思い出をたくさん作ってほしい。そしてデューイに絵を描いてもらいたいです。区切りが良いのでこれで終わりかな?