本日は大安なり
- 作者: 辻村深月
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2014/01/25
- メディア: 文庫
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さすが辻村さんなだけあって面白かった。ウェディングプランナーなんてセンスが良くて、忍耐強い人じゃないと無理だな…と改めて思いました。どんなに辛くても最後のお客様の笑顔で救われる、特に多香子は過去のしがらみとかもあるのにそういった感情を省いて仕事に徹していて。だからこそ最後の玲奈のサプライズと火災の際に多香子を庇った場面にはジーンときました。多香子自身も幸せになれたようで良かったです。
個人的には双子の入れ替わりを当然のように見破った映一さんがツボでした。とんだくせ者ですね(笑)大好きなお姉さんのために頑張った真空やダメ男に再生のチャンスを与えた貴和子さんも良かったです。