欠落
- 作者: 今野敏
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/01/09
- メディア: 単行本
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前回と同じで根本にあるのは同期である仲間を助けたい、その気持ちで宇田川が突っ走っている。宇田川は無自覚のようだが、慎重なようでいて強情で怖いもの知らずだよなと。前回の件で公安の門前課長から気に入られてるようだし最終的に公安に行ったりして…。表面上蘇我は懲戒免職になったとはいえ裏では潜入捜査官として危ない橋を渡っているのでなかなか連絡がとれない。相変わらず食えない奴ですね、宇田川を利用して虎視眈々と情報を引き出そうとするところとか。それでも相手が宇田川だからこそ蘇我は呼び出しに応じるんだろうなぁ。そこには確かに確固たる絆がみえる。今回宇田川が組むことになった佐倉も良い刑事だったし、宇田川は前回と同じく先輩に恵まれてますね。
そして今回も事件は公安絡みか…。今度の相手は中国だったわけですね。走らせた刑事さんたちを考えると複雑だけど冷静に考えると蘇我のいう通り均衡を保つ為には必要な役割。公安の闇は深い。
大石は蘇我に想いを寄せてるのかな?恋愛沙汰な展開は正直望やめてほしいな。次回はどんな同期なのかしら。