2月購入予定本
■電撃文庫(2/10発売)
少女は書架の海で眠る
■富士見ファンタジア文庫(2/20発売)
冴えない彼女の育てかた Girls Side
■富士見L文庫(2/15発売)
貴族デザイナーの華麗な事件簿2 ロンドンの嵐
遠鳴堂あやかし事件帖 其の参 あの星が見えなくなるまで
■ダッシュエックス文庫(2/25発売)
文句の付けようがないラブコメ2
■新潮文庫nex(1/28発売)
ロシア幽霊軍艦事件 ―名探偵 御手洗潔―
■オレンジ文庫(2/20発売)
お坊さんとお茶を 狐月寺茶寮はじめての客
鎌倉香房メモリーズ
ロクでなし魔術講師と禁忌教典<★★★★☆>
- 作者: 羊太郎,三嶋くろね
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/富士見書房
- 発売日: 2014/07/19
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (3件) を見る
タイトル通り主人公のグレンは「ロクでなし講師」でどこで挽回するのかなと不安に思ったけど、きちんと主人公らしい活躍をしてくれて安心。魔術という分野が秘匿すべき学術な為、一般人の役には立っていなくて戦争の種にしかなっていないというグレンの考え方が面白い。ていうか実際本作での魔術の立ち位置がそうなんだろうけど。最後は生徒達を守るために柄にもなく熱い奴になってました。セリカとの師弟関係も好きです。
個人的に推したいヒロインはルミアかな。メインヒロインのシスティーナも可愛いですが。幼い頃に誘拐された自分を助けてくれた憧れの人に再会とかベタ過ぎるけど逆にそこが良い。そして実はお姫さまだった、という設定も。
面白かったので次巻もチェックしてみようと思います。
窓の外は向日葵の畑〈★★★★☆〉
- 作者: 樋口有介
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2013/01/04
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (9件) を見る
主人公のシゲルはよくも悪くも冷めているというか他人とは一定の距離を置いているタイプ。父親が反対に大人にしては単純でなんだか憎めないタイプなのでバランスがとれてる親子かもしれませんね。
話はシゲルが所属している江戸文化研究会の部長・高原明日奈が失踪したことから始まります。しかしこの部長がくせ者で最後まで本心が見えなかったな…。取り敢えず明日奈の父親は教育者として酷すぎる。娘の明日奈との関係もただの娘と父親って訳じゃないみたいだし本当に駄目すぎるvV心残りはあの人が死んでしまったこと…、良い人だっただけに残念だけど事件が解決したのが救いかな。真夏との縁も続くようで最後にサプライズがあって嬉しかった。
そして冬はぜひインドへ行ってください(笑)
この闇と光〈★★★★☆〉
- 作者: 服部まゆみ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2014/11/21
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログを見る
話の仕掛けがさすがだなと思いました。王子とか姫とかが出てくる時代にしては時々違和感がでてくる物の描写、そして思春期の性の象徴ともいえる○○の場面でなんとなく気付きました。
事件が解決しても囚われ続けるレイア。最後の泣き叫んでいたレイアこそが本性なんだなと。二人のその後も気になります。
デート・ア・ライブ アンコール3〈★★★★☆〉
デート・ア・ライブ アンコール (3) (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 橘公司,つなこ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/富士見書房
- 発売日: 2014/12/20
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログを見る
相変わらず士道は精霊たちに振り回されていましたが、今回はめずらしく狂三が焦っている場面が多数見れたのが新鮮でした。素で猫を可愛がる場面や色々な分身の「わたし」に振り回されて士道にプレゼントを渡すべくサンタに扮するところとか。それにしても過去の狂三はなかなか強烈ですね(笑)
後から物語に登場した美九や七罪メインの短編もそれぞれ可愛かったです。七罪と四糸乃のちびっこペアが仲良くしてると和みます。真那は男前ですね、いつか士道ともっと仲良くしてるところが見たいです。士織に関してはなにも言うまい…(笑)
烏は主を選ばない<★★★★★>
- 作者: 阿部智里
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2013/07/10
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (6件) を見る
雪哉が良いキャラしてますね。3人兄弟で実は雪哉だけが前妻の子であり、兄や弟とは血が繋がってない。本当はとても優秀な子なのに、兄をたてる為にわざとボンクラなふりをしている。そういう子だからこそ故郷を出て宮中で力を発揮していく姿は読んでて気持ちが良かったです。雪哉頭良すぎ。若宮との遠慮のない会話も面白かったです。
最後の雪哉の決断は残念。実は雪哉を産んだ女性は北家当主の娘であり、雪哉は正式な北家当主の孫になる。そんな血に苦しめられていた雪哉は、てっきり若宮は自分を垂氷の雪哉として扱ってくれていると思っていた。そんな若宮を慕うようになってきたのに、実は北家当主の孫である自分を使って北家を味方にしようとしていた事実を知って怒る雪哉。路近の言う通り若宮が主である以上利用できるものは利用しても仕方ない、でも幼い雪哉にはその考えが受け入れられなくて…。「僕の知らない所、僕の関係ない所で勝手に死んでください」が印象的。雪哉も本当は若宮が 大好きなのになぁ…。