魔王殺しと偽りの勇者2

敵対する魔王を殺したのは誰なのか、ようやく謎が明かされる第2巻。
面白さが加速しているようで一気に読んでしまいました。それにしてもエレインは成長しましたね。真面目で直情型のアホの子でしたが、ユーサーと一緒に行動していくうちに自分で物事を考えるということが出来るようになっていく。だからこそ最後にユーサーに一泡ふかせているところを見ると素直に嬉しいです。「ありがとう、あなたのお陰だ、大魔王タラニス」という最後の一文は誰にいったか明白ですが、エレイン自身が導きだした答えこそが彼女の成長を物語っています。
犯人に関してはなんともいえないなぁ。まぁ、それぞれ自分の都合のいいように嘘をついてたのは事実ですけどね。魔族と人間、少しでも互いに平和な世界を共存出来るようになってほしいですね。
あとがきによれば反応次第で続きがあるかもなので期待してます。