ベリーカルテットの事件簿 薔薇と毒薬とチョコレート

うん、面白かった!さすが青木祐子先生お見事です。
有能な執事である父を持ち、新米ながらも優秀なメイドであるシャノン。貴族の次男坊で小説家という肩書きを持ちながらも2作目からはなかなか売れない変人と噂されるロイ。御曹司特有の我が儘な一面を持ちながらも、ぶっきらぼうだけど優しいところもあったりしてどこか憎めないキャラですね。シャノンの座右の銘である「ひとりの女の子であるまえに、メイドであれ」が素敵、だからこそロイに自分のメイドになってくれといわれてときめいてもそっと自分を戒めるシャノン。シャノンは我慢できてもロイははたしてシャノンの魅力に打ち勝てるのだろうか。
ミステリーに関しては最初から犯人がわかっていたようなものだけど、殺した理由が勝手すぎる。アガットはメイドとしては一流だけど人としては最低だねっていう。
続きが待ち遠しいです。