魔王が多すぎる世の中に告げる

魔王が多すぎる世の中に告げる 1 (オーバーラップ文庫)

魔王が多すぎる世の中に告げる 1 (オーバーラップ文庫)

昨今のラノベの中でもよく使われる「魔王」という役割のキャラクターですが、この小説てはそれを読者に飽きさせることのないように上手く使っているなと。だって自分を除くクラスメイトの全員が魔王とか学級委員の主人公が大変過ぎる(笑)魔王はそれぞれ異能力を持っていて上手く使えば世界を支配できるかもしれない能力ばかり。そんな彼らを毎日のように相手をしていれば当然のように生身の人間の身体がもつはずもなく、主人公の英は何度も死んで生き返ります。なんでも立場が上の方から魔王たちの相手をする際にもらったアイテムを使っているらしい、なんて都合の良い世界だ(笑)
でもなんだかんだいいつつクラスが纏まっているのは英がいるからであり、クラスメイトたちも英を慕っている。メインヒロインのカオリはなんだか普通に良い子でした。木皿儀さんヤンデレツンデレ?でも可愛いよ。まぁ、真のヤンデレは古月だと思うけどね。お前英のこと好き過ぎだろう、でもそういう男同士の関係大好物です。
魔王たちはもちろん普通じゃないけど英も普通じゃない、魔王以外の生きとし生けるものなかで六番目に強いらしいしね。熱血学級委員長の活躍に期待します。