坂木司リクエスト! 和菓子のアンソロジー
- 作者: 坂木司
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2013/01/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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個人的にはなんといっても坂木先生の「和菓子のアン」の後日談にあたる「空の春告鳥」が楽しみでした。相変わらずの立花さんの乙女っぷりとそれに対して冷静に突っ込むアンちゃんの会話が面白い。中華街デートをしときながら色気を感じないのは美味しそうな食物の描写が多いからなのか。続編が出たら絶対に買うのにな。
特に食物の描写が良かったと思うのは!「融雪」。主人公の御店にぜひ行きたい!恋愛に関してはご都合主義のような気がしましたが、ハッピーエンドなので良かった。
ラストを締めくくる「甘き織姫」は恋愛は駄目だったけどそれと同じくらい大切な友情が得られたようで後味が良いストーリーでした。いくつになってもこうやって騒げる友達がいるのが羨ましいです。